2009.06.22 Monday

「携帯電話はコンピュータの夢をみるのか?」

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    今日は会社帰りにとあるセミナーに行ってきた。

    ■テーマ
    「携帯電話はコンピュータの夢をみるのか?」

    ■ゲストスピーカー
    大谷 和利(おおたに かずとし)氏
    テクノロジーライター

    参加してみてようやく気づいたのだが、スピーカーの大谷氏は書店でよく見かけていた本を書いている大変有名なテクノロジージャーナリストの方だった。(記事最後参照)

    それはさておき、会場に集まった人たちも20年以上Macユーザであろうと思われる濃い感じの面々。

    プレゼンも当然のようにMacBook Air。

    そこかしこにiPhone3Gをいじる人たちがごろごろ。

    自分も似たようなものとはいえちょっと驚き。


    Key Noteを使用して始まったプレゼンは、以下のような内容だった。
    ・まず最近の傾向は「進歩」ではなく「パラダイムシフト」である、という説明。
    ・携帯電話がアナログからデジタル方式に変わったとか、自動車がガソリンからハイブリッドに変わったとかいうレベルではなく、パラダイムそのものがシフトしている時代だと。

    ■iPhoneの普及
    ・とある映画の試写会で、プロダクトプレースメントとしてiPhoneが登場し着信音が鳴り響いたときに、一人二人ではなく相当数の人々が自分のiPhoneがマナーモードになっているかを蚊買う人するしぐさをしたという。
    ・東京では電車に乗ってもまだ1両に1−2人がiPhoneユーザであるが、ロサンゼルスやサンフランシスコではそこらじゅうでユーザが増えているとの事。(私としては、山手線に乗っても地下鉄に乗っても1両に3−4人持っている時があるのでもっと普及してきていると思うが)

    ■iPhoneの効果
    ・かつて「MacPaint」で夢見たような商業レベルの描画ソフトがiPhoneで実現した例があり。
    ・「Brushes」で米国版Esquireの表紙が飾られたらしい。
    ・Apple≒ジョブズの戦略としては、相手の土俵には決して乗らず、自分で土俵を作り、相手を引き込む。
    ・NetBook的用途のH/Wも何かしらあっとおどろく土俵を作って参入するのではないか?

    ■デバイスの市場データ
    ・Apple社の第2四半期のデータによると
     82万台のデスクトップMac < 140万台のノート型Mac < 378万台のiPod < 379万台のiPhone
    ・全体でも年間出荷台数は、
    パソコン:2億8780万台 < 携帯電話:11億8000万台
    となっており、使用用途は異なれど使い手の目的がメールやWeb系アプリ、文書作成程度だとデジタルデバイスの普及から見ると圧倒的な差がつく。
    ・スマートフォンの中で端末台数は、iPhone:8%やAndroid:1%のシェアだが、
    Webリクエスト(メールその他のネットアプリ全体)は43パーセントと、3パーセント、
    HTML(ブラウジング)に至っては、65パーセントと9パーセントという調査結果もあるらしい。
    ・他社が伸びたとしてもこの2社のプラットフォームは追従されるだろう。
    ・ちなみにアメリカYahoo!はモバイル向け開発をiPhoneに集約したとのこと。

    ■タンザニアの話
    ・マサイ族がXiaoに驚いた。
    ・観光資源で収入を得ていることを認識しているマサイ族にとって単なるカメラやデジカメは珍しいものではないが、その場で写真が出てくるXiaoには興味津々だったらしい。
    ・牛を一頭やるからXiaoを欲しいとせがまれたが、さすがに電気も無くプリント用紙も調達しにくい環境では無駄だろうということで断念してもらった。これによりますます貴重な機会と受け止められ、撮影会は行列をなしたとのこと。
    ・このように新しいものへの関心と、それによって自分たちがどのように発展していけるかを若きリーダーは考えているとのこと。
    ・ちなみに携帯電話は一族で保有しており、観光ガイドとの連絡に活用しているとのこと。ただし、電源は無いので町まで行って定期的に充電しているらしい。


    ■携帯デバイスの今後
    ・トロント大学と三菱電機研究所の例
    →マルチユーザインタラクションの研究が行われている。携帯デバイスの画面の小ささを机や壁に投影してウィンドウ間の操作を手元で行ったり、ライトペンのようなもので手書きのドキュメントを作ったり出来るといった実験。
    ・データストレージと処理はクラウド型サーバに集約され、利用する端末は携帯電話やNetBook的なライト名者になるだろう。
    ・開発者は依然としてPCを使い続けるのは変わりないと思われるが、相対的な台数は携帯端末とNetbook的なものが圧倒していくと予想される。
    ・携帯デバイスではないが、Apple TVは今後家庭内サーバとなり、決済に関するサービスなども司るのではないかと思われる。ジョブズはMacOSの搭載される筐体はPCに限らないという発想して普及させようとしているのではないか。
    ・この先、携帯電話に関していい夢は見られるかという問いかけに対し、道具に使われてしまうような教育や社会環境は避けたほうが良いとのこと。例えば小中学校で無理にパソコンを教えたり携帯電話を持たせたりすることは、他の重要な成長過程を阻害することになりかねないことに注意すべきだと思われる。現在コンピュータやITの最前線にいる人々でも、そんな年頃にパソコンも携帯電話も無かったのであるから。
    ・アップルのジョブズ曰く、10年後20年後の未来は予測可能だが、2年後は非常に予測困難な時代となっているそうだ。ハードウェア、OS、ソフトウェアを握っていたアップルが、いつのまにかサービスとCPU/GPUの会社まで参加に収めだしているのは10年後20年後への布石を打っているのだろう。


    iPhoneをつくった会社 ケータイ業界を揺るがすアップル社の企業文化 (アスキー新書 (073))
    iPhoneをつくった会社 ケータイ業界を揺るがすアップル社の企業文化 (アスキー新書 (073))
    大谷 和利


    iPodをつくった男 スティーブ・ジョブズの現場介入型ビジネス (アスキー新書 048)
    iPodをつくった男 スティーブ・ジョブズの現場介入型ビジネス (アスキー新書 048)
    大谷 和利
    2009.06.09 Tuesday

    「「アニメの殿堂」ほど正しい予算の使い方はない」を見て

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      アニメの殿堂について面白い記事を見たので引用して批評してみる。

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       5月29日に14兆円規模の2009年度補正予算が国会で成立したが、野党を中心に「無駄遣い」「バラマキ」批判が続いている。特に無駄遣いの象徴とされたのが事業費117億円の「アニメの殿堂」だが、見当違いも甚だしい。むしろ、無駄遣いとバラマキばかりの補正予算の中では数少ない真っ当な予算と評価すべきなのである。この問題を巡る政策論争と報道を見ていると、日本のクリエイティブ産業の将来は暗いと言わざるを得ない。(岸博幸)
      ■ハリウッドの有名人は「まんだらけ」に行く
       「アニメの殿堂」の正式名称は「国立メディア芸術総合センター」といい、世界が評価するアニメ、マンガ、ゲームなど日本のポップカルチャーの展示施設を新たに整備しようというものである。この予算を民主党は「国営マンガ喫茶」「アニメの殿堂」と喩耶して、今回の補正予算の無駄・バラマキの象徴として政府への批判を強めている。ワイドショーを中心に、メディアもそれを面白おかしく取り上げている。

      日本のアニメが世界的に高く評価されている=5月に米ロサンゼルスの映画芸術科学アカデミー本部で開かれた展示会〔共同〕
       だが、ちょっと待ってほしい。そうした人たちは、アニメやマンガを巡る日本の現状を理解しているのだろうか。それらが世界的に高く評価されていることは誰でも知っているだろう。浮世絵、黒沢明監督の映画などに続く日本文化の久々の快挙である。それにもかかわらず、オタク発・草の根出身の文化であるがためか、国内では冷遇されているのである。
       例えば、日本のアニメの影響を受けたハリウッドの有名監督や大物プロデューサーが来日すると、必ずアニメやマンガが集まっているところに行きたがるのだが、結局みんな東京・渋谷の「まんだらけ」(マンガや同人誌の専門店。希少価値のある絶版本やおもちゃも扱っている)に行くそうである。
       なぜそうなるのか。地方には石ノ森章太郎氏の美術館など地元出身の大御所漫画家の作品を展示した施設はあるが、世界が評価するアニメやマンガを体系的にアーカイブし、その歴史や資産をちゃんとまとめた場所がないからである(東京・秋葉原に東京アニメセンターがあるが規模は小さく、そうした機能は果たしていない)。
       日本にはアニメやマンガの大規模な見本市があり、例えば今年の東京国際アニメフェアには3日間で約13万人が来場し、その10%程度が外国人だったという。1万人を超える外国人が新しい作品の取引の場に来ているのに、彼らに文化としての歴史や資産を体系的に見せる場は存在しないのである。

       ついでに言えば、アニメの黎明期の撮影機は世界に数台しか現存しないが、東京都に譲渡されたそのうちの1台は、倉庫に保管されているらしい。世界的にも貴重な文化資産が死蔵されているとしたらいかがなものか。また、日本のアニメやマンガの歴史を体系的に理解している日本人は意外に少なく、よほど外国の研究者の方が詳しい。
       このように、アニメやマンガは今や日本の現代文化の代表であり、世界中から評価されているにもかかわらず、文化の常識ではあり得ないくらいに国内で冷遇されているのが現状なのである。
      ■文化は政府が保護・発展させるべき
       アニメやマンガは単なる娯楽ではない。今や文化なのである。文化である以上、政府が維持・保護・発展に関与するのは当然である。ハリウッドの有名監督が来日して日本のアニメやマンガを堪能できる場所が本屋しかないというのは、国として恥ずかしいと思うべきである。
       同じような過ちが過去の映画文化にもあったことを思い出してほしい。日本映画の巨匠である黒沢監督が不遇の時代、彼を応援していたのは日本人や日本政府ではなく、スピルバーグなどの外国人だったのである。そして、同じことがアニメの世界で起きている。優秀な人材はどんどんハリウッドに流出してしまう。アニメ映画で有名な米ピクサー・アニメーション・スタジオでは数十人の日本人が働いているそうである。
       私の結論は簡単である。「アニメの殿堂」が今まで日本になかったことの方が問題なのであり、そのための117億円は無駄な補正予算でも何でもない。民主党はむしろ、政府の対応が遅かったことを問題視すべきではなかったか。「国営マンガ喫茶」というネーミングの妙には敬意を表するが、やはり問題の本質を外していると言わざるを得ない。
       しかし、民主党以上に問題なのは自民党である。何故、上記のような事実を淡々と説明して堂々と必要性を主張しないのだろうか。かつ、どうやら建設後の運営については独立採算が基本で国費を投入しないらしいが、大事な文化の維持のためにそれで本当によいのだろうか。もし民主党に攻撃されたくらいで独立採算の方向になったのだとしたら、これほど嘆かわしいことはない。政策についての信念がない証左である。
      ■ワイズ・スペンディングを実現させない政治
       私はこれまで、テレビや雑誌などで今回の補正予算を散々批判してきた。実際、「100年に1度の経済危機」という呪文を使って「100年に1度の霞が関バブル」を引き起こしたのは問題である。経済危機に対応すべく、思い切った財政出動に踏み切った政治決断は評価すべきである。しかし、その中身を霞が関の官僚任せにした結果、無駄遣いやバラマキの山となり「ワイズ・スペンディング」という掛け声とは正反対の内容になってしまった。
       繰り返しになるが「アニメの殿堂」は無駄遣いやバラマキの代表ではない。他に問題とすべき予算は山ほどあるのだから、民主党はそれらの正しい事例を挙げて攻撃すべきではないだろうか。
       例えば、補正予算は日本の将来の成長性を高める分野に使うべきなのに、羽田空港の滑走路拡張は65億円の一方で、短期的な経済効果がなく中長期な成長性にもほとんど貢献しない、肉牛農家への補助やサラブレッド生産者の経営を支援する基金には計130億円も積まれているのである。日本の将来のためには羽田空港より牛や馬の方が大事と判断されたのである。
       しかし、今回の「アニメの殿堂」騒ぎを見て、改めて財務省が可哀想になってしまった。財務省は補正予算の総額を大きくしろという政治の要請と、知恵のない各省庁からの陳腐な予算要求の狭間で、短い時間の間にかなり不本意な予算査定を強いられたはずである。それだけでも気の毒だが、それに加え、補正予算批判の筆頭で正しい予算があげつらわれるのだから、踏んだり蹴ったりだろう。日本を悪くしているのは官僚だけではない。政治の貧困がそれを加速しているのである。
      ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

      結末に向かってやや強烈なメッセージを放っているが、私もこの記事に同感である。

      焼け石に水のような定額給付で2兆円もの予算をつぎ込むより、
      製造業だけではなくコンテンツ産業を次の時代の日本の基幹産業に育て上げようという意思の元に実行されるのであれば、このアニメの殿堂はあるかに「安い」投資である。

      定額給付金など完全に「足し算」の経済手法であり、一度使った後はそのお金を受け取った主体が徐々に額を減らしながら波及するだけだが、基幹産業を育てるための投資であれば、これをHubとして海外からの専門家の往来も増えるであろうし、国内の産業従事者も増える。

      こうして育った産業従事者が外貨を稼げば、国内の労働者にも還元され、当然税収も上がる。こういった「掛け算」の経済手法を取り入れない限り日本には逆転の目はないだろう。
      2009.04.15 Wednesday

      漫画家の未来について考えた

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        ちまたでは政治家までもがクールジャパンなどと売り込んでみたり、ドラゴンボールが実写映画化されるなどコンテンツビジネスの中でも特に原作に当たる「漫画」については明るい未来を描いている人が多いと思う。

        しかし、出版業界全体が長期低迷に入り、雑誌の売上も落ち込んでいる中、世界不況の影響がじわじわと漫画雑誌にもやってきて、原稿料が大幅に下がってきているらしい。


        「ブラックジャック」漫画家の「貧乏」月収なんと70万円しかない?

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        「海猿」「ブラックジャックによろしく」などの大ヒット作を持つ漫画家の佐藤秀峰さんが、ブログで原稿料は1枚3万5千円、月収は70万円ほどだと公表した。原稿料収入だけでは毎月赤字続き。単行本の印税は赤字の補填などで消えてしまう。そこへ、出版不況で原稿料の値下げ。「漫画家のなり手がいなくなり、10年後、漫画はあるのでしょうか」と憂いている。

        ■1600万円稼いでもスタッフの人件費などで大幅赤字

         佐藤さんは2009年3月28日から09年4月6日まで、出版社に原稿料と印税の見直しを求めた「漫画貧乏」というブログを5本書いた。漫画業界には「連載貧乏」という言葉があり、新人が連載を始めても雑誌社が支払う原稿料だけでは生活できないのだそうだ。佐藤さんも「海猿」の連載を始めた頃には月に80万円の収入があったが、アシスタントへの給与の支払いや7万円の家賃を差し引くと月に20万円の赤字になった。「海猿」は単行本化され大ヒットしたが、単行本が売れなかった漫画家の場合は借金だけが残る。

         現在連載中の「ブラックジャック」だと、年間約450ページ書き、原稿料が1600万円。そのほか、1話につき15万円の企画料をもらっているが、支出はスタッフ6人の人件費や保険料で1800万円。取材費や画材費などを計算に入れると大幅な赤字。単行本が1000万部以上売れていて、1部につき50円の印税が入ったが、その半分近くは税金で引かれた。連載の赤字補填などにも印税を使い、

          「(今後)仮に単行本が出なかったり、出たとしても全く売れなかったりしたら、5年で(佐藤さんの漫画製作所は)潰れるでしょう」

        と暗い予測をする。

         それもこれも、出版社が支払う原稿料が低いことにつきるというのだ。印税も、1部について定価の10%にあたる50円に固定されていることが原因だと説明している。印税については、出版社側は10万部売れるより100万部売れる方が原価計算上儲かるため、販売部数に応じて印税を引き上げるべきだと主張している。

        ■「10年後、漫画はあるのでしょうか?」

         もっとも、人件費、取材費を削減することで利益を確保することもできるわけだが、そうすれば漫画の質が落ちたり、アシスタントの生活が成り立たなくなる可能性があると主張する。また、現在は出版不況が深刻になっていて、新人漫画家の原稿料は下がっている。これでは生活できないため、漫画家のなり手が減ってしまい、

          「10年後、漫画はあるのでしょうか?」

        と憂いているのだ。

         大ヒットを飛ばしている漫画家であっても、漫画家を続けていくのが難しい時代なのだろうか。ある出版社の編集長はJ-CASTニュースに対し、アシスタントが必要のない漫画家であれば、ヒットした場合の収入は大きいが、佐藤さんのように6人のスタッフを抱えていると人件費が嵩む、と話した。また、漫画はキャラクターがヒットすれば、グッズ販売など高額な著作権収入が見込めるが、佐藤さんの漫画はシリアスな社会派ネタなので、キャラクターのヒットはなかなか難しいそうだ。「海猿」も「ブラックジャック」もテレビ化、映画化されたが、映像使用料として支払われるのは、テレビで20万円、映画は200万円ほどだそうだ。

         一方、人気漫画家であれば、出版社が他社の漫画誌に書かないように独占的に抱え込むことがある。その場合、高額な報酬が支払らわれる場合があり、

          「漫画家も、どの出版社を選ぶか、どんな契約に持って行くのかを考えるべきではないでしょうか」

        と話している。
        ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

        これはいろんな論点があると思うが、「漫画」が市民権を得ていない昔の方が、大量に雑誌も漫画も漫画かも出てきている現代よりも漫画がヒットして有名になる=富豪への近道だったということを物語っているような気がする。

        少なくとも20年前ぐらいには、漫画のヒット⇒単行本のヒット⇒キャラクター販売⇒ゲーム化⇒アニメ化⇒映画化などと言う流れで大成功した漫画家が何人もいたと思う。

        しかし、これらの流れで収益をもたらすはずのキャラクター販売はさまざまなキャラクターが増えすぎての飽和状態となり、ゲーム化も少子化&プラットフォームの高機能化でコストが高くなり、アニメ化はテレビ局の広告収入減でバブルははじけ、映画化も力関係から使用料が買い叩かれてきているのだろう。

        これはまさに既存のビジネスモデルの変革が起こっている証左であり、次世代のコンテンツプロデューサーの出番だと思う。原作者はクリエーターであり、数人のスタッフを抱えている程度で収支が赤字になり、売れても貧乏というのはビジネス構造として間違っている。良いコンテンツが世界を相手に幅広く売れれば原作者は豊かになり、それを目指す人々に夢を与えるような流れをなんとか作り出してみたいと思う。
        2008.12.09 Tuesday

        徐々に増えてきているWeb型起業の進化形

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          ちょうどこんな記事を読んでいたところ、↓

          従来のベンチャーキャピタルの終焉?

          同時にこんなニュースも発見。↓

          800本のゲームに捧げた青春 21歳、攻略サイト「GAYM」で起業

          最近、「リグレト」や「「全国ご不満選手権」」など、日本人らしいユニークなサイトが人気になってるなぁと思っていたが、内容は全然違うが、ネットユーザーが求めている情報を集めたゲーム攻略サイトを運営し、少しづつお金を稼いで起業にまでこぎつけたこの若者も出てきたようだ。

          このスタイルは、まさに先に出てきた記事のベンチャーキャピタルのキャピタルを必要とせずにスタートアップ出来たいい例だとおもう。

          もちろん何事であっても睡眠3時間で没頭するという情熱があったこその展開だと思うので、これからも努力は必要であるし、ネット社会の浮き沈みは激しいので今後も成長していくかは分からないが、日本にもこういったスタイルがあちこちで出てくると、もしかすればいつのまにか世界中から集まる人気サービスが出来上がるかもしれない。
          2008.11.27 Thursday

          iモードユーザーの8割が有料サービスを利用しているという件

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            11月27日にこんな記事が。

            ################################
            コンサルティングサービスを手がけるNTTドコモ子会社、ドコモ・ドットコムは11月26日、「iモード」利用状況に関する調査結果を発表した。それによると、iモードユーザーの約8割が有料サービスを使っていたという。有料サービス利用者によく使う有料iモードサイトのジャンルを尋ねたところ、「着うた/着うたフル/着信メロディ」(24.5%)と「ニュース/スポーツ/天気情報」(17.7%)という回答が多かった。

             職業別にみると、有料「着うた/着うたフル/着信メロディ」サイトを利用する人の割合は、「専業主婦」が32.7%、「パート/アルバイト」が28.3%、「学生」が22.0%、「社会人」が20.5%。これに対して有料「ニュース/スポーツ/天気情報」サイトは、「専業主婦」(11.6%)、「パート/アルバイト」(15.0%)、「学生」(13.5%)、「社会人」(23.7%)となり、職業(生活パターン)によってコンテンツの利用傾向が異なる。

             1カ月当たりのiモードコンテンツ情報料の平均額は、「社会人」が603円で最も高かった。以下「パート/アルバイト」(566円)、「学生」(513円)、「専業主婦」(466円)の順。

             iモードサイトに関する情報源は、「iモードメニューリストから」という回答が「パート/アルバイト」で43.3%、「専業主婦」で38.0%、「社会人」で36.9%、「学生」では28.3%あった。「家族/友人からのクチコミ」とする回答は「学生」で35.6%、「専業主婦」で24.4%、「パート/アルバイト」で21.3%、「社会人」では18.6%あった。学生は同年代とのかかわりが多く、クチコミ情報に対する積極性の高さが表れたと同社は分析する。

             調査は最近1カ月以内にiモードを利用した15―49歳の人を対象として、ヤフーバリューインサイトがインターネット経由で実施した。有効回答数は3570人。
            ################################


            これは貴重な非常に情報だと思う。

            パソコンではおそらくここまで有料サービスを利用している割合は高くないと思われるが、携帯電話経由のサービスは小額ではあっても有料で使うことに抵抗感が少ないという事実を如実に表しているからである。

            MixiやGree、モバゲータウンが携帯電話のユーザーを獲得することで急激に業績を伸ばしていることもその結果かもしれない。携帯電話の端末としての普及に続き、アクティブユーザーとしての比率もじわじわと上がっているのだろう。

            特に興味深いのが公式サイトからだけではなく口コミによる広がりも大きいというところ。紹介アフィリエイトが非常に有効に機能することの裏づけであると思われる。今後の参考にしておこうと思った。
            2008.11.21 Friday

            iPhone2.2でようやく絵文字対応

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              ようやく愛用しているiPhone3Gが絵文字に対応したようだ。

              ##############################
              iPhone ソフトウェア v 2.2アップデートの提供が始まりました。更新内容は:
              絵文字機能をサポート
              マップ機能を強化
              Google ストリートビュー
              公共交通機関および徒歩による経路情報
              ドロップされたピンの住所を表示
              メールによる位置情報の共有
              メール機能を強化
              スケジュールによるメールのフェッチに関する原因が特定された問題を修正
              横幅の長い HTML メールのフォーマットが向上
              Safari の安定性およびパフォーマンスが向上
              Podcast の iTunes アプリケーション(Wi-Fi および携帯電話ネットワーク経由)でのダウンロード
              通話着信時のエラーおよび回線切断の発生頻度が減少
              Visual Voicemail メッセージの音質が向上
              いずれかのホーム画面表示時にホームボタンを押すと、最初のホーム画面に移動
              キーボード設定の自動修正機能のオン/オフ設定
              アップデートはいつものようにiTunesから。ダウンロードサイズは250MBほど。

              絵文字は日本語の別キーボード扱い。設定>一般>キーボード>各国のキーボード>日本語>絵文字をOnすると現れます。
              ##############################

              こちらが入力してもまだソフトバンク同士しか表示できないが、少なくとも受診したメールに絵文字が含まれている場合の全体文字化けがなくなっただけでも大きな飛躍。さらにメール作成中に落ちていたバグもなくなったようだ。これでようやく安心してiPhoneでメールの作成・返信ができるようになる。

              ストリートビューは明らかにバッテリーを食いそうだしまだそれほど使うニーズが見えてこないので様子見。アプリも色々入れているがバッテリーが何よりも次の課題だと思う。性能が良くて傾向性に優れたバッテリーが出たら購入することになるだろう。

              2008.11.13 Thursday

              株券電子化でますます金融はバーチャルな世界へ

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                2008/11/13, 日本経済新聞 朝刊によると、いよいよ「株券電子化」が確実となったようだ。
                *********************************************
                証券各社、周知急ぐ
                 上場企業の株券を一斉に電子データに切り替える「株券電子化」が来年一月五日に実施されることが確実となった。金融庁が政令案をまとめ、近く閣議決定する方向で最終調整に入った。準備が間に合わないとの懸念もあったが、金融庁は「おおむね順調に進んでいる」と判断した。証券業界や上場企業の準備作業は最終局面に入る。
                企業活動には一時制約
                 株券電子化は上場企業約四千社の株券約三千八百億株を紙から電子データに替える作業。二〇〇四年に成立した決済合理化法は来年六月までに施行すると規定、具体的な施行日を政令で確定させるとしていた。
                 証券業界は一月五日に移行する目標を掲げていたが、日本証券業協会の安東俊夫会長が今夏、「準備状況に温度差がある。非常に危機感を持っている」と発言。証券保管振替機構(ほふり)が証券会社との間でシステム接続のテストをしたほか、金融庁も一斉報告命令を出し実態把握に乗り出していた。この結果、スケジュールを延ばす必要があるほどの混乱を起こす可能性はないと判断したもようだ。
                 投資家は電子化に移行するまでに株券をほふりに預けておかないと、株式を売却しにくいなどの面倒が残る。
                 自宅や貸金庫に保管されている「タンス株」はなお百億株程度存在するとみられ、一月五日までにほふりに預けないと、特別口座と呼ばれる口座に移され、売却には手続きが必要になる。仮に株式が他人名義のままだと、勝手に売却され株主の権利を失ってしまうリスクもある。
                 証券業界では余計なトラブルを避けるためにも電子化までに名義書き換えやほふりへの預け入れを済ませるよう呼びかけている。野村証券など大手各社はタンス株の預け入れを郵送では十一月下旬まで、店頭では十二月中旬まで受け付ける。当初は十月末までで打ち切る方針だった楽天証券が十一月二十八日まで延長するなど、顧客のタンス株をできるだけ減らすよう注力する方針だ。
                 一方、新規上場や合併が七週間できなくなるなど多くの企業活動が制限を受ける。
                 停止期間が最も長いのは新規上場。十二月二十日から来年二月九日までの五十二日間、新規上場は一社もなくなる。公募増資や第三者割当増資もそれぞれ三週間、一週間できなくなる。
                *********************************************

                電子化によって、タンス預金ならぬタンス株を放出させ、証券会社を通じて政府が全体像を把握&いざというときはシステムでなんとでもコントロールできるようにするための下準備とも思ってここ何年かの報道を見ていたが、いよいよスケジュールも具体的になってきた。

                財政や金融は元々数字データが多く、電子化・システム化と親和性は高かったのでこの流れは止められないのだろうが、ここ数年の先物市場やオプションなどのデリバティブによる世界的な過剰流動性の功罪が問われている時期に、現物株の象徴のような株券が日本からなくなってしまうと考えると少々恐ろしくなる。

                もちろん、発行各社の印刷コストや所有者の盗難リスクがなくなり、管理する側も所有する側も適切にPCが利用できさえすれば管理も用意になるメリットは大きい。しかし、手元から「権利書」というものがなくなって、システムの向こう側に渡ってしまうと、システムのトラブルや国の制度改革などによって用意に剥奪されてしまいかねないリスクが出てくる。

                これからの国民が、電子データの取扱や権利契約の意識、ファイナンスの知識を身に着けていけるかどうかが心配である。


                また、2008/11/12, 23:18, 日経速報ニュースによると、
                *********************************************
                大阪証券取引所によるジャスダック証券取引所の買収交渉で、大証によるTOB(株式公開買い付け)価格が1株7000円になることが12日、わかった。大証が18日の取締役会で決定し、19日からTOBを開始する見通し。大証はジャスダック株式の3分の2超を取得したい意向で、買収総額は50億円程度になるとみられる。
                 ジャスダック株式を72.6%保有する日本証券業協会はTOBに応じ、50%超の株式を売却する方向。
                *********************************************

                勉強のためにとった英文ニュースだとこんな感じ。
                *********************************************
                Osaka Securities Exchange (OSE) will offer JPY 7,000 a share through a tender offer to acquire a two-thirds majority in Jasdaq Securities Exchange (JSE), the Fuji Sankei Business i reported on Thursday, 13 November.
                The news report, which did not cite sources, disclosed that the value of the deal would be about JPY 5bn (USD 525m).
                An official decision is to be made by the board on 18 November, followed by an announcement. The tender will run for 20 business days - from 19 November to 17 December.
                The Japan Securities Dealers Association holds a 72.6% stake in JSE, and is expected to officially decide at extraordinary board meetings on 14, 17 November to sell a stake of about 50%.
                In addition to the stake from JSDA, OSE aims to acquire shares in JSE from its other shareholders, the report added.
                *********************************************

                これによると、国内の証券市場自体も銀行業界のメガバンクのように合従連衡が進んでいくのだろう。おそらく世界競争にさらされていく中、あらゆる権利が電子化されスピードと正確さと大容量に対応できるようより高度なシステム投資が求められるためであろう。

                今後もますます「マネー」「IT」「権利契約」そして世界中を飛び交う「情報」と分析するための「知恵」が求められる、現物ベースではないバーチャルな世界が拡大していくと思われる。
                2008.11.07 Friday

                2008年第45週目終了

                0

                  2008年も第45週目の平日が終了。

                  一年は約52週なので今年も残るところあとわずかである。

                  かといって今からクリスマスCMを打つのはどうかと思う。

                  11月の頭からCMなんて流していたら、11月が終わる頃にはうんざりである。

                  ケーキの予約販売を早めているのはまだ良いと思うが、CMは勘弁して欲しい。そのケーキさえも本当に早めに予約してしまうと12月に入った頃には忘れてしまい、再度注文してしまいかねないと思うのだが。

                  成功者は総じて人に先んじることを実践しているというが、ここまで早めにやると今度は人間の忘れやすさを無視することになり、逆効果になってしまうのではないか。

                  とまあ人のことを心配してしまったが、まずは自分が人に先んじてタイムマネージメントせねばと思った一日であった。
                  2008.08.26 Tuesday

                  人にとってのやりがいとは

                  0

                    昨日の日経新聞の引用から。

                    #########################################
                    (2008年8月25日日経新聞)
                     英調査会社FDSインターナショナルが二十三カ国の一万四千人弱に調査したところ、社員の意欲で日本は最下位。首位オランダなど欧州各国は余暇の充実が寄与した面があるが、日本は強みだったはずの「上司や経営陣との信頼関係」で九位の中国、十六位の米国などに引き離された。
                     冷めた関係が昇進などの期待を失わせ、仕事そのものの満足度も低下。バブル崩壊後の縮み志向を引きずり、景気回復期でも活力を高める努力を怠ったとFDSの分析は厳しい。
                     そして再びの景気停滞。総人件費抑制の流れが強まり、非正社員の雇用が絞り込まれる中で職場には閉塞(へいそく)感が漂う。だが人を生かす経営に背を向ければ日本は失速する。やる気再生に向け、伝え、育てる関係を再構築する動きが国内にも広がる。
                    (中略)
                     働く意味を語り合い、喜びを共有する場であるはずの会社。ドライな就労観の広がりで、その機能が衰えていないか。技能や経験を惜しみなく伝え、相手の育つ姿を自らの働く糧とする。そこに個人単位の意欲向上にとどまらない、やる気の連鎖が生まれる。
                    #########################################

                    さらに今朝の新聞では具体的な数字が出ていた。

                    #########################################
                    (2008年8月26日日経新聞)
                     仕事にやりがいを感じる人の割合は〇五年に一六%強と一九八〇年代前半の半分に落ち込み、〇八年の労働経済白書は「仕事への満足感の低下」を正面からとり上げた。権限を任されて課題を克服する達成感の不在が、やる気の低迷を招く原因となっていないか。
                    #########################################

                    まさにおっしゃるとおり。社員の意欲が低い状態では当然生産性も落ちる。これだけ低い意欲が回復する策が打てれば生産性は飛躍的に向上し、国民の幸福度もぐっと向上し、少子化対策なんてのもあっとういうまに問題なくなるだろう。

                    かくいう自分もまったくもって意欲のわかない状況になっており、対策を練って一つずつ実行に移しているところであるが。
                    2008.08.04 Monday

                    柏木ハルコの「地平線でダンス」最終回

                    0
                      地平線でダンス 1 (1) (ビッグコミックス)
                      地平線でダンス 1 (1) (ビッグコミックス)
                      柏木 ハルコ


                      スピリッツで連載中の、「地平線でダンス」が最終回だった。

                      初回からSF好きの自分がぐんぐん引き込まれるような話題設定であり、かつ「柏木ハルコ」の作品は幾つか読んでいて、好印象を持っていたので読み続けていたのだが、面白かった。

                      タイムマシンを話題の中心におきつつ、物理系学生のピュアな恋愛も織り交ぜつつ、悪女も登場して展開するSFラブコメといったところか。

                      最終回まで期待通りの内容で、「ぐっ」と来た。

                      所々に最新の物理学系の研究成果から持ってきているような理論や技術が織り込まれ、2024年や2017年といった近未来の予測も盛り込まれていて最後まで興味深く展開して大満足。最後の最後でハッピーエンドとなったところも良かった。

                      どこかで誰かが映画化やアニメ化してもよさそうであるが、まずはそのオプションの価格算出モデルを自分の手で構築してみよう。
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